付き添い

長距離歩くのが不安で大船はたまに家内が付き添ってくれる。ある時駅前からカルチャーセンターへ歩いていると家内とはぐれた。家内は僕を探すためにまた駅まで戻ったがいないので元の道に引き返して合流。
「どこ行ってたのよ!」
「お前がサッサと行っちゃうからダメなんだよ」
「悠さんが遅いからよ」
「付き添いなんだから、そばにいなければダメだろ」
「駅まで戻ったんだから・・・」
「どんどん先に行くから人に紛れて見失ったんだよ。お前が駅のほうに戻って行くのを見たけど遠いので声はかけなかった。付き添いにならないね、何のために来たんだよ」